2. 【男性と女性の部長】平均年齢はともに「53歳」平均賃金に「月6.4万円」の差あり
固定給が上がるきっかけのひとつが、役職に就くことです。では、中間管理職になると、収入はどのくらい変わるのでしょうか。
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」から、男女計・男性・女性の平均賃金と平均年齢を確認してみましょう。
2.1 《中間管理職の平均賃金》
【部長級】
- 男女計: 賃金 63万5800円、平均年齢 53.1歳
- 男性: 賃金 64万2400円、平均年齢 53.1歳
- 女性: 賃金 57万8300円、平均年齢 53.0歳
【課長級】
- 男女計: 賃金 52万9200円、平均年齢 49.5歳
- 男性: 賃金 54万1400円、平均年齢 49.5歳
- 女性: 賃金 47万300円、平均年齢 49.4歳
【係長】
- 男女計: 賃金 39万9200円、平均年齢 45.4歳
- 男性: 賃金 41万900円、平均年齢 45.3歳
- 女性: 賃金 36万5700円、平均年齢 45.7歳
男女計でみると、部長級の賃金は非役職者の約2倍、課長級は約1.7倍、係長級は約1.3倍です。役職が上がるほど、非役職者との差は大きくなっています。
2.2 【中間管理職】平均年収を試算
前述の月額賃金をもとに、賞与を年4か月分と仮定して年収を試算すると、以下のようになります。
- 部長級:約1017万円
- 課長級:約847万円
- 係長級:約639万円
- 非役職者:約497万円
※年収試算は「月額賃金×16か月(賞与含む)」で計算。実際の年収は、賞与額・残業代・手当・企業規模・業種などによって異なります。
国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は478万円、男女別に見ると、男性は587万円、女性は333万円となっています。
この平均給与と比べると、部長級や課長級の試算年収は高い水準です。
一方、役職者の賃金は「所定内給与額」がベースであり、国税庁の平均給与とは調査対象や集計方法が異なります。あくまで目安として見ておきましょう。
