4. まとめにかえて

今回は、厚生労働省の最新の調査結果をもとに、精神障害者保健福祉手帳の交付状況やハローワークにおける職業紹介の現状について解説しました。

データが示す通り、手帳の所持者数は154万人を超えて5年連続で増加しており、ハローワークへの新規求職申込件数も高水準で推移しています。就職件数は障害者全体の57.8%を占めて最多となった一方、全体の就職率は低下しており、特定の産業や職種への偏りといった課題もみられます。

また、解雇者数は前年度から大幅に減少しているものの 、雇用環境の安定には個々の状態に応じた適切な配慮や定着支援が継続して求められます。働く障害者を取り巻く環境が変化する中、現状の課題を客観的に捉え、公的支援や制度を正しく活用していくことが重要です。

参考資料

村岸 理美