6. まとめにかえて:資産形成から取り崩しまで お金との向き合い方を考える
40歳代・50歳代は、教育費や住宅費に加え、親の介護費用なども視野に入り始める年代であり、複数の支出負担が重なりやすい時期です。
そのため、他人の貯蓄額や資産状況と比較するのではなく、自分たちの収支やライフプランを確認しながら、無理のない範囲で資産形成を続けていくことが大切になります。
実際に老後に関する意識調査を見ると、60歳代の単身世帯では約半数が日常生活費に対して不安を抱えており、二人以上世帯でも「生活はできるが余裕は感じられない」と回答する人が多くなっています。
また、将来への不安として最も多く挙げられているのは物価上昇による家計負担の増加であり、加えて医療費や介護費の負担拡大を心配する声も少なくありません。
こうした環境を考えると、公的年金だけに依存するのではなく、先取り貯蓄を継続しながら、NISAやiDeCoなどの制度も活用し、現役世代のうちから計画的に資産形成を進めていくことが重要になるでしょう。
※投資には価格変動による元本割れのリスクがあります。投資を行う際は、ご自身の判断と責任のもとでご検討ください。
参考資料
LIMO編集部貯蓄解説班
著者
LIMO編集部貯蓄解説班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2026年6月17日)
監修者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。早稲田大学第一文学部史学科卒。学参系編集プロダクションなどで校閲・編集・執筆を経験。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年2月12日更新)