新緑が目に鮮やかな5月下旬、夏のボーナスや将来のライフプランについて考える方も多いのではないでしょうか。
コツコツと「毎月3万円」を現金で積み立てている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「この方法で本当に資産は増えるのだろうか」と、ふと疑問を感じることはありませんか。
同じ金額を積み立てる場合でも、預貯金と2024年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)を活用するのとでは、将来の資産額に大きな差が生まれる可能性があります。
実際に、20年間という長期で比較すると、その差は数百万円にもおよぶケースも考えられます。
この記事では、預貯金と新NISAによる積立投資を比較し、20年後の資産額がどれほど変わるのかをシミュレーションを通じて具体的に解説します。
1. 毎月3万円を20年間貯金すると総額はいくらになるのか
はじめに結論からいうと、毎月3万円を銀行預金で積み立てた場合、20年間の元本合計は720万円になります。
最近では日本銀行の金融政策変更の影響で、メガバンクの普通預金金利も年0.3%程度まで上がってきています。
しかし、この金利水準で資産を大幅に増やすのは難しいのが現状です。
仮にこの金利で20年間預け続けたとしても、得られる利息は税引前で約22万円です。
最終的な資産額は約742万円にとどまります。
ただし、利息には約20%の税金が課されるため、実際に受け取れる金額はさらに少なくなります。
加えて、インフレ(物価上昇)の影響にも注意が必要です。
もし年2%のペースで物価が上昇し続けた場合、20年後には現在と同じものを買うために約1.5倍のお金が必要になると試算されています。
つまり、預金の額面は増えていても、お金が持つ実質的な価値は下がってしまう可能性があるということです。
預金には元本が保証される安心感がありますが、得られる利息はごくわずかです。
インフレによって実質的な資産価値が減少するリスクも抱えているといえるでしょう。
それでは、同じ月3万円を積み立てるのであれば、もっと効率的に資産を増やす方法はないのでしょうか。
そこで選択肢として注目されているのが、税金の優遇を受けながら投資ができる「新NISA」制度です。
