この記事のポイント
- 売上50兆円超えも、米国関税などの影響で大幅な「増収減益」に
- 今期も連続減益見通しとなり、アナリスト予想と約1兆円の乖離が発生
- ROE(自己資本利益率)の予想が8%を下回ったことがPBR1倍割れの要因
- 株価の下げ止まりの転機は、会社予想の保守性が確認される第1四半期決算
日本を代表する企業であり、株式市場でも最大の時価総額を誇るトヨタ自動車。
同社の株価は長らくTOPIX(東証株価指数)に連動する動きを見せてきましたが、直近の決算発表を機に市場全体の上昇から取り残され、PBR(株価純資産倍率)が1倍を割り込む水準まで下落しています。
売上高が国内企業初の50兆円を突破するという歴史的な節目を迎えたにもかかわらず、なぜ株式市場は同社に対してこれほど厳しい評価を下しているのでしょうか。
この理由について、元機関投資家の泉田良輔氏がトヨタ自動車の最新決算を読み解き、プロの投資家ならではの視点で株価下落の背景に迫ります。