海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。
今回、LIMO編集部がピックアップするのは、タイを中心に活動する動物保護団体「Happy Doggo」のナイルさんのTikTokアカウント「@happydoggoniall」の投稿。
ガリガリにやせ細り、ごみ袋の中に捨てられていた犬が助け出され、懸命なケアによって元気を取り戻す姿を動画で紹介してくださっています。
執筆時点で420万回再生、約87万件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。
また記事中では、獣医師や動物看護の年収についても紹介していきます。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
1. サクッと読めるダイジェスト
ごみ袋の中で発見されたグローリーは、骨が浮き出る程やせていて、頭や足にはけがを負っていました。毛も抜け落ち、ぐったりとした様子で、非常に危険な状態であることが伝わります。レスキューたちは決してあきらめず、懸命にケアを続けます。その思いに応えるように、グローリーも生きることを手放しませんでした。やがて体は丸みを取り戻し、毛も生えそろい、表情には明るさが戻ってきます。尻尾を振りながら一緒に散歩を楽しめるまでに回復し、保護された当時の姿が信じられないほどの変化を見せました。
2. この記事の3つのポイント
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やせ細り、けがを負い、ゴミ袋に捨てられたグローリーを、レスキューは懸命にケアし支え続けたこと。 -
やがてケガが治り、毛も生えそろい、生き生きとした表情を見せるまでに回復したこと。 -
「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
3. タイの「ソイドッグ」問題に挑む「Happy Doggo」の取り組み
今回の救出劇の舞台となったタイでは、街中や路地裏に暮らす野良犬が「ソイドッグ(Soi Dog)」と呼ばれ、過酷な環境下で暮らしています。病気や交通事故、人為的な虐待に晒される個体も少なくありません。
ナイル(Niall Harbison)氏が設立した動物保護組織「Happy Doggo」は、タイのサムイ島などを拠点に、野良犬への給餌、避妊・去勢手術、そして緊急医療レスキューを行っています。
従来の保護活動と異なり、TikTokやInstagramなどのSNSでリアルな現場や回復プロセスを透明化して発信することで、世界中から寄付金や支援物質、ボランティアを募る点も注目の団体です。
4. 【ごみ袋の中から発見される】毛は抜け落ちぐったりとしている
海外のSNSで話題になっているのは、ガリガリに痩せ細り、頭や足にケガを負い、ごみ袋の中に捨てられていた犬が助け出される様子です。犬の名前は「グローリー」。
ゴミ袋の中から発見されたとき、グローリーは頭部から出血し、足にも治りきらないケガを負っていました。
骨が浮き出るほどやせていて、毛は抜け落ちぐったりとしており、非常に危険な状態だったことがうかがえます。
口元はそっと固定されており、安全を確保しながら慎重に処置を進めているようです。
5. 【毛が生え始めたグローリー】海辺で散歩を楽しむ
グローリーの命を繋ごうと、レスキューたちは懸命に支え続けました。
それに応えるように、グローリーもまた生きることをあきらめませんでした。
やせ細っていた体は次第に丸みを取り戻し、真っ黒だった皮膚には茶色の毛が生え始めました。
ケガもすっかり治り、しっぽを振りながらレスキューを呼び、一緒に散歩を楽しむまでに回復しました。
その変化は、まさに奇跡のようです。
6. 【生き生きとした表情に】新たな人生が始まる
すっかり元気を取り戻し、毛もふさふさになりました。
保護された当時の面影など感じさせないほど、今は生き生きとした表情を見せています。
コメント欄を見ると
- 「なんでこんなひどいことができるの?」
- 「涙が止まらない」
- 「この子にもう1度のチャンスと生きる喜びを与えてくれてありがとう」
など、グローリーを捨てた人に対する強い怒りと、レスキューへの感謝の声が多く集まりました。
グローリーの未来が、優しさにあふれた日々で満たされることを願わずにはいられません。
――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。
7. 著者からの一言コメント
保護された当時の様子は見ていられないほどつらく、胸が苦しくなりました。しかし、極限状態から救われたグローリーが、少しずつ元気と表情を取り戻していく姿には心を打たれます。 グローリーを支え続けたレスキューの献身に、心から感謝したいです。(ライター 八木 七音)
8. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?
ガリガリに痩せ細っていたグローリーが奇跡的な回復を果たし、生き生きとした表情を取り戻すことができた背景には、レスキュー隊の献身はもちろんのこと、適切な初期診断や適切な投薬、手術を行った「動物医療の専門家たち」の存在が欠かせません。
傷ついた命を救う感動的なドラマの陰には、日々命と向き合い続ける獣医師や動物看護師といった専門職の尽力があります。しかし、こうした高い専門性と責任を伴う現場を支える人々は、どのような労働環境や経済的状況の中で働いているのでしょうか。
ここからは、動物たちの命と健康を守る「動物医療の専門職」におけるお金事情や労働環境のリアルに迫ります。
厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳」、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。
ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。
同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。
ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。
参考資料
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「獣医師」
- 厚生労働省「職業情報提供サイト job tag」「動物看護」
- 一般社団法人 日本動物看護職協会「動物看護師の勤務実態に関するアンケート調査」
- @happydoggoniall
八木 七音



