2. 【元銀行員が解説】老後も「悠々自適」な暮らしを実現するための対策5選!
筆者は銀行員として多くのお客様と接してきましたが、こうした悠々自適の老後を送る方から「現役時代にやってきた老後対策」についての話を聞く機会も多くありました。
ここでは、その中から5つの老後対策を紹介していきましょう。
2.1 老後対策①高金利時代に預貯金を積み上げた
現在の60~70歳代は、高金利の恩恵を受けられた世代でもあります。この世代が20~30歳代だった1990年前後は、定期預金(1年)の金利が最大6.08%にも達していました。
100万円を1年間預けておくだけでも約6万円の利子がつきますので、ただ預金に預けておくだけでも効率よく資産形成ができたのです。
筆者も銀行員時代にお客様から「昔は銀行に預けておくだけで資産が増えた。給料日やボーナス日は職場に銀行員が集金に来てくれるので、必ず定期預金にしていたんだよ。」と教えていただくことがありました。低金利の現在からすると信じられないような金利水準ですが、まさに資産形成層である若年層のときに高金利の恩恵を受けられたことは大きなメリットといえるでしょう。
2.2 老後対策②高い住宅ローン金利でも計画的にマネープランを立てた
とはいえ、預金金利が高いということは、同時にローンの金利が高い環境でもあります。
現在の60〜70歳代がマイホームを購入した時期と重なる1990年代初頭において、住宅ローンの変動金利の基準となる短期プライムレートは8%台にも達していました。
現在の短期プライムレートは2%台ですので、いかに当時の金利負担が大きいかが分かるでしょう。
こうした大きな返済負担を抱えながら資産を築くためには、計画的にマネープランを立てて実行することが欠かせません。「資産運用で増やしたお金で繰上げ返済をする」など、なるべく金利の負担を抑える工夫をしてきた人も多いといえます。