4月は新年度の始まりとともに、年金額や各種給付制度が見直される季節です。

シニア世代の方々にとっては、ご自身の収入を再確認する大切な時期といえるでしょう。

数ある制度のなかでも「年金生活者支援給付金」は、所得が一定基準以下の年金受給者に対し、年金に上乗せして支給されるものです。

次回の支給日は4月15日となっています。(支給要件を満たし申請手続きした方へ、2月分と3月分が支給される予定です)

しかし、「自分は対象になるのか」「具体的にいくら受け取れるのか」「申請は必要なのか」など、さまざまな疑問をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。

2026年度には給付額の引き上げも予定されており、制度への理解を深め、ご自身の状況を確認することが一層重要になります。

また、申請手続きに関する「緑の封筒」の案内は見落としやすいポイントでもあるため、注意が必要です。

この記事では、年金生活者支援給付金の支給額や対象条件、申請方法について一つひとつ丁寧に整理し、初めてこの制度に触れる方にもわかりやすく解説していきます。

1. 年金の受給額には個人差が大きい?給付金制度が生まれた背景

厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、公的年金の平均的な月額は、国民年金(老齢基礎年金)が約5万円台、厚生年金(国民年金部分を含む)が約15万円台となっています。

厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)2/13

厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

ただし、上のグラフが示すように、受給額には大きな幅があります。

厚生年金を月に30万円以上受け取る方がいる一方で、国民年金・厚生年金ともに月額3万円に満たない方もおり、受給額は多様なゾーンに分布しているのが実情です。

このように、年金収入とその他の所得を合わせても、所得が一定の基準を下回る場合に「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。