【75歳以上の医療費】窓口で自己負担が「3割」になるのはどんな人?70歳代の《年金・貯蓄・生活費》平均はいくら?
【3000万円以上の資産を保有する】70歳代二人以上世帯は25.2%
polkadot_photo/shutterstock.com
75歳以上の「夫婦ふたり暮らし」と聞くと、年金だけでゆとりある生活を送れているイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際は、収入と支出の関係や医療費の負担状況にはばらつきがあり、世帯によっては毎月赤字になるケースも。
本記事では、シニアの平均的な年金額や生活費、貯蓄状況に加え、医療費負担の仕組みについても整理しながら、75歳以上夫婦世帯のリアルな家計像を解説します。
1. 【最新データ】75歳以上「夫婦世帯」のリアルな家計簿をチェック
総務省統計局が公表した「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、後期高齢者夫婦(75歳以上の無職二人以上世帯)の平均的な家計収支は以下のとおりです。
1.1 75歳以上・後期高齢者夫婦の平均的な「収入」はいくら?
- 実収入:25万2798円
- うち社会保障給付(主に公的年金給付):21万1289円
- 可処分所得(手取り収入):22万1235円
1.2 75歳以上・後期高齢者夫婦の平均的な「支出」はいくら?
- 消費支出:24万8460円
- 非消費支出:3万1563円
1.3 75歳以上・後期高齢者夫婦の平均的な「家計収支」は赤字に
- 平均消費性向:112.3%
- 赤字:2万7225円
- 赤字率:12.3%
75歳以上の世帯を見ると、月単位では支出が収入を上回る傾向があり、その差はおよそ2万7000円程度となっています。
このような赤字が続き、十分な貯蓄が確保されていない場合には、働き続ける必要に迫られる可能性も否定できません。
ただし、現役時代と同じような働き方を将来も続けられるとは限らない点には注意が必要です。
将来を見据えて安定した生活を送るためには、現役のうちから生活費を把握し、計画的に貯蓄や資産形成を進めておくことが重要といえるでしょう。
では、シニアの平均的な貯蓄額はいくらくらいなのでしょうか。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元証券会社社員
1985年生まれ。福岡県出身。筑紫女学園短期大学英文科(現・筑紫女学園大学)を卒業後、2005年に日興コーディアル証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)に入社。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。ファイナンシャルアドバイザーとして、主に富裕層の個人顧客や法人に向けて、株式や債券、投資信託、保険商品などライフプランに寄り添った資産運用を提案する業務に従事。
現在は、株式会社モニクルリサーチのメディア編集本部・LIMO編集部に所属。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
マネー編集部家計班は、株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、教育資金の計画や家計管理に精通した編集者が中心となり、文部科学省や各自治体などの公開情報等をもとに、奨学金をはじめとする教育資金や各種給付金、家計の見直しなど、読者のくらしに直結する情報をタイムリーにお届けしています。
マネー編集部家計班に所属する編集者は、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやかなどの資産運用アドバイザー経験者等で構成されています。トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。各々がFPとして若年層から富裕層までの相談経験があり、家計管理や資産運用、老後資金のアドバイスなど、豊富な経験と知識に基づき読者に正確な記事を届けています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2026年5月1日)