6. 医療費負担が増えやすい「75歳以降」の生活変化
75歳を過ぎると、通院や治療が日常化し、医療費が家計に占める割合も高まりやすくなります。ここでは、生活の変化と医療費支出の関係を整理します。
75歳以降の生活を具体的にイメージしながら、医療費との関係を見つめ直してみて下さい。
6.1 通院回数が増え、医療費が「固定費化」しやすい
75歳以降は、体調管理や経過観察を目的とした通院が増える傾向があります。
月1回だった受診が複数科の定期通院に変わることで、医療費は突発的な出費ではなく、毎月かかる支出として家計に組み込まれていきます。
6.2 慢性疾患の長期化で、支払いが積み重なる
高血圧や糖尿病など、継続的な治療が必要な病気が増えるのもこの年代の特徴です。
1回あたりの自己負担は少額でも、通院・検査・薬代が重なり、年間では無視できない金額になります。
6.3 薬代・検査費が家計を押し上げる
服薬の種類が増えやすく、薬代の割合が高まります。
加えて定期検査が習慣化することで、「診察料+薬代+検査費」という支出構造が定着し、医療費全体が底上げされます。
6.4 負担割合の違いが家計に与える影響
75歳以降は収入の多くを年金に頼る一方、医療費は増えやすくなります。
このとき、1割・2割・3割という窓口負担割合の差が、家計や貯蓄の減り方に直接影響します。