銀行は絶対に教えない、ダメな投資信託の見分け方

(ケース3)1年と3年でパフォーマンスがベンチマークに負けている

外資系運用会社であれば、1年と3年のパフォーマンスが負けていれば、多くのケースではクビのリストに入ります。さすがに1年で負けてもイエローカード程度ですが、1年と3年がマイナスで並んでしまうとかなりジョブセキュリティは危なくなります。1、3、5年でマイナスとなるとレッドカードです。

したがって、1及び3年で負けているようですとファンドの運用者が将来も同じ可能性が低くなるので、そこで一旦自分が期待していた運用がされなくなるという可能性も踏まえて考えておくのが良いでしょう。

日本ではあまりファンドマネージャーにフォーカスが当たらないので、あまり議論にはなりにくいのですが、海外では「トランジション(引継ぎ)」といってファンドマネージャーの引継ぎなどをしっかりケアした運用会社が評価をされます。

運用哲学が維持されるのか、後任の運用者のスタイルはどうなのか、実績がある人物なのか、など様々な観点からのチェックやツッコミが入ります。

アクティブ運用においては特に「誰が運用してくれるのか」というところがカギでして、スーパーなファンドマネージャーが引退したあとの後任はどうするのかは常に議論の的です。

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。