銀行は絶対に教えない、ダメな投資信託の見分け方

Elena Schweitzer/Shutterstock.com

(ケース1)保有銘柄数が多い投信

通常は企業調査やバリュエーション(株価評価)を行うアナリストがファンドマネージャーに銘柄推奨をして、最終的にファンドのリスク管理しているファンドマネージャーが投資判断を行い、組み入れる銘柄を決定します。

したがって、投資信託に組み入れられている銘柄は「これぞ!」という銘柄が入っているはずなんです。

ところが、ポートフォリオに100銘柄も200銘柄も入っている投資信託をよく目にします。日経225でも225銘柄ですよ。なぜそんなに銘柄数が必要なのでしょうか。

一つには、ポートフォリオマネージャーが投資判断に自信がないために、結果としてあれもこれもとポートフォリオに組み込んでしまうということがあります。

もっとも後で述べるように純資産が大きくなりすぎて、流動性などを考慮すると銘柄数を増やしながら流動性を確保して運用せざる得ないケースがあります。

こうした傾向を嫌って保有銘柄数を制限する投資信託も海外などにはありますが、これはファンドマネージャーの行動を考慮して制限を加える投資信託というわけです。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

あわせて読みたい

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄といった個人の資産運用(パーソナルファイナンス)を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。