それは応募者を「空港で飛行機の乗り換えで長時間待っていても、飽きない人」という基準で選べというものです。

この基準には様々な意味が含まれていますが、そこには業界知識やスキルといったものが含まれているのではなく、コミュニケーション力があるだけではなく、話題が豊富にある人なのか、長い時間を一緒に過ごして違和感がない(もっというと、いやじゃない)のかという視点が大事にされています。

外国人は採用するシーンで「ケミストリー(化学)」という言葉をよく使います。これは、新しい人材を投入し、これまでの組織が変化し、改善することを想定しています。

ですので、自分をよく見せて入社しても、組織になじめないと、「組織の雰囲気を悪くする人」そして結果として成果が出ないと「パフォーマンスを出せない人」などという評価をされてしまうことになります。

また、外資系では何も変化がないということも嫌います。日本人からすれば、「お騒がせしない」というのはポジティブにとらえられますが、人をコストをかけて採用しているわけですから、変化があって当然なわけです。

面接があることの意味

就職活動の中で、自分がどうしても入りたいという会社はだれでもあると思います。ただ、実際にOB・OG訪問や面接を通じてその会社で勤務する人に会ってみて感じる第一印象や雰囲気は大事にした方が良いと思います。