3月に入り就職活動も本化しつつあるのではないでしょうか。今回は就職活動を迎えるにあたってどのように迎えればよいのか、新卒として大手日系金融機関でリクルーターのサポート、また大手外資系金融機関で定期的に中途採用のインタビュープロセスに参加していた経験からお話をしたいと思います。

日系金融機関の「リクルーター」という制度

私が就職活動を経て入社した当時は人事部に所属する大学OBが学生を面接しながら採用する形のリクルーター制が主体でした。採用チームとしてはざっくりいうと以下のように分かれていました。

  • 東京大学チーム
  • 慶應義塾大学チーム
  • 早稲田大学チーム
  • 一橋大学+東京工業大学チーム
  • 京都大学+大阪大学+関西私大チーム
  • 旧帝国大学(東大・京大・阪大を除く)チーム
  • 上記以外その他関東中心の私大チーム

これらのチームごとに分かれてリクルーターが学生を面接し、最終的に「この人物なら人事部長と役員に会わせることができる」という状況となり、最終面接に臨み、学生は晴れて「内々定」を手にします。

リクルーターが判断に迷ったり、採用したいと思っても役員などに合わせるためにはまだトレーニングが必要だと思われれば、ほかの社員に合わせるなどして面接回数が増えていきます。

内定と内々定は違う

余談ですが、学生が口にする「内定を○つもらった」というのは実際には「内々定」で、正式な「内定」は10月に行われていた内定式で採用通知書を受け取り、「内定」となります。そこまでは、いわば企業と学生の口約束のようなもので、学生時代には私も「本当に採用されるのかな」と不安になることもありました。