3. 取り組み③資産を分散して守りながら増やしていた
現在のシニア世代が現役時代に意識していたのは、「資産をひとつに偏らせないこと」でした。
定期預金や郵便貯金といった安全性の高い金融商品を土台にしつつ、一部を社債や投資信託に回すなど、時代に応じて資産を分散していました。
また、財形貯蓄や企業年金制度など、勤務先を通じて計画的に積み立てを行っていた人も多く、これが老後の生活資金を支える柱になっています。
シニア層の中でも60歳代後半は、85歳以上の世代と比較すると、分散して自身の資産を守る意識がより高いこともわかります(参照:内閣府「令和7年版高齢社会白書 第2節 高齢期の暮らしの動向」)。
一方で、今の現役世代にとっては、低金利が続く中で昔ながらの預貯金だけでは資産を増やしにくいのも事実です。
そのため、NISAやiDeCoといった制度を活用し、リスクを分散しながら長期投資を行うことが、将来の「ゆとりある老後」につながるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】