2. 取り組み②毎月コツコツ貯蓄を継続した
「余ったら貯める」ではなく、「給料日にまず貯蓄を取り分ける」という“先取り貯蓄”を徹底していた人は、退職後の資金に明らかな余裕があります。
J-FLEC 金融経済教育推進機構が実施した「家計の金融行動に関する世論調査 二人以上世帯(2024年)」のデータによれば、60歳代世帯の金融資産は中央値650万円に対し、平均値は2033万円と大きな差が見られます。
※調査の貯蓄額には、日常の支出や口座引き落としのための普通預金残高は含まれていません。
60歳代の貯蓄額(平均値・中央値)
2033万円・650万円
70歳代の貯蓄額(平均値・中央値)
1923万円・800万円
この結果は一部の裕福な世帯が平均値を大きく押し上げていることを示しています。この中央値より大幅に上回る世帯は、多くが「毎月の積立」を続けていた層です。
また、長期にわたる積立を投資や運用に回すことで、「複利効果」を最大限に活かせます。現金を銀行に預けているだけでは得られない、この効果を味方につけた人は、少額であっても若い頃から始めることで、老後に大きなゆとりを実感しているのです。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】