1.2 医療費2割負担者とは

従来の制度では、後期高齢者の医療費の窓口負担割合は、所得に応じて1割か3割のいずれかとなっていました。しかし、2022年の法改正により、1割負担の方のうち一定以上の所得がある人については、負担割合を2割に増加することが決定されました。

医療費の窓口負担割合

医療費の窓口負担割合

出所:政府広報オンライン「後期高齢者医療制度 医療費の窓口負担割合はどれくらい?」

 

後期高齢者医療制度の被保険者で窓口負担割合が「2割」になるのは、1割負担だった者のうち、次の両方に該当する場合です。

  • 同じ世帯の被保険者の中に課税所得が28万円以上の人がいる
  • 同じ世帯の被保険者の「年金収入」+「その他の合計所得金額」の合計額が、被保険者が世帯に1人の場合は200万円以上、世帯に2人以上の場合は合計320万円以上である