3.1 平均標準報酬額20万円のケース
- 厚生年金10年・国民年金30年:96万円
- 厚生年金20年・国民年金20年:109万円
- 厚生年金30年・国民年金10年:123万円
- 厚生年金40年・国民年金0年:136万円
3.2 平均標準報酬額30万円のケース
- 厚生年金10年・国民年金30年:103万円
- 厚生年金20年・国民年金20年:123万円
- 厚生年金30年・国民年金10年:142万円
- 厚生年金40年・国民年金0年:162万円
3.3 平均標準報酬額40万円のケース
- 厚生年金10年・国民年金30年:109万円
- 厚生年金20年・国民年金20年:136万円
- 厚生年金30年・国民年金10年:162万円
- 厚生年金40年・国民年金0年:188万円
3.4 平均標準報酬額50万円のケース
- 厚生年金10年・国民年金30年:116万円
- 厚生年金20年・国民年金20年:149万円
- 厚生年金30年・国民年金10年:182万円
- 厚生年金40年・国民年金0年:215万円
報酬額を自分で決めるのは難しいですが、長期間厚生年金に加入することで受給額を増やすことができます。
4. まとめにかえて
厚生年金受給権者の平均受給額は月14万6429円ですが、受給額20万円以上の人が全体の15%を占める一方、10万円未満の人は20%以上もいます。
受給額の個人差が大きい理由は、人によって厚生年金加入中の報酬額と加入期間が大きく異なるからです。
個人の努力で報酬額を思い通りにアップするのは難しいため、年金額を増やしたいなら、定年後も仕事を続けて厚生年金加入期間を増やすことを検討してみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 日本年金機構「老齢厚生年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 日本年金機構「報酬比例部分」
西岡 秀泰