バブル崩壊後の厳しい経済環境下で社会に出た「就職氷河期世代」。
その後も景気の影響を受けやすい非正規雇用が長期化し、現在に至るまで経済的に厳しい状況に置かれています。
今回は、この世代の貯蓄の実態について、統計データをもとに分析します。
1. 就職氷河期世代ってどの世代?
「就職氷河期世代」とは、1993年ごろから2005年ごろにかけて高校・大学を卒業し、就職活動を行った世代を指します。
2025年現在、40代半ばから50代前半に差し掛かる人々です。
バブル崩壊後の企業の採用抑制が直撃し、希望する正社員の職に就けず、非正規雇用や不安定な職を転々とする人も少なくありません。
就職氷河期世代の就職率について詳しく見ていきましょう。
大学卒・高校卒ともに新卒の就職率が悪かったことが明らかです。
この世代は、就職難に始まり、賃金の低迷、非正規雇用の長期化、転職市場の未整備、社会保障の縮小と、複数の不利な要因が積み重なった世代です。
以下は2018年の統計ですが、新卒で就職できなかった多くの方が非正規などで働いている現状が顕著に表れています。
このように、就職氷河期世代の多くが厳しい生活をしています。
著者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか・日本生命保険相互会社出身の村岸理美などを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
【主な執筆分野】
公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
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