3. 高年齢求職者給付金:要件を満たしていれば何度でも受給可能

高年齢求職者給付金は、65歳以上の人が失業後に再就職を希望する際に受け取れる給付金です。

現役時代に「雇用保険」に加入していた人は、離職後に「基本手当」を受け取りますが、65歳を過ぎると基本手当の代わりに「高年齢求職者給付金」が支給されます。

高年齢求職者給付金は、年金を受け取りながらも給付金を受け取ることができるため、安心して新しい職を探すことができるのが大きなメリットです。

また、高年齢求職者給付金は、条件を満たす限り「何度でも受給可能」といった大きな利点もあります。

給付額は、過去の被保険者期間に応じて、下記の表に示す「基本手当日額」に基づいた金額となります。

たとえば、1年以上雇用保険に加入していた場合、50日分の基本手当を受け取ることができます。

基本手当日額は、原則として離職する「直前6か月間の賃金」を基に算出され、その1日あたりの賃金の45%〜80%が支給されます。

ただし、全てのシニアが高年齢求職者給付金を受け取れるわけではなく、受給には一定の条件を満たす必要があるため、詳しい要件については、ハローワークに問い合わせることをおすすめします。