2026年1月30日に総務省から公表された東京都区部の消費者物価指数(速報値)によると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比で2.0%の上昇となる110.9でした。

物価上昇が続くなか、年金収入を主な生活基盤とするシニア世帯にとって、家計への影響は無視できない問題です。

J-FLEC(金融経済教育推進機構)が2025年12月に公表した「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」では、60歳代の単身世帯の半数以上にあたる50.7%が、年金だけでは「日常生活費をまかなうのが難しい」と回答しています。

年金にゆとりを感じられない主な理由として、世代や世帯の形に関わらず「物価上昇などにより生活費が増えると見込んでいるから」が挙げられ、60歳代と70歳代のいずれの世帯でも5割を超える結果となりました。

年金だけで生活費のすべてを賄うのが難しくなっている現状と、物価高に対する危機感がうかがえます。

本記事では、厚生労働省の公表データに基づき、60歳代から90歳以上の方々のリアルな年金受給額について詳しく解説します。