【4月は年金支給月】厚生年金「年間240万円（月額20万円）超」の元サラリーマンはどれほどいる？老齢年金一覧表で知る《いまどきシニアの国民年金・厚生年金受給額》老後の年金を増やす方法3選も

2. 【老齢年金】国民年金・厚生年金の《平均月額はいくら？》個人差も徹底比較

【グラフ】厚生年金・国民年金《平均と個人差》

※国民年金部分を含む

国民年金の平均月額は、全体・男女ともに5万円台です。受給額の分布をみると、「6万円以上～7万円未満」の層が男女ともに最も多く、満額に近い金額を受給している人が多いことがわかります。

一方、厚生年金の平均月額は全体で14万円台となっており、男女別では男性が16万円台、女性が10万円台です。

国民年金のみを受け取る場合と比べると受給額は高い傾向にありますが、個人差が大きく、2万円未満の低年金の人から、25万円以上の高額受給者まで幅広く分布しています。

国民年金は、先述の通り年金保険料は全員一律です。そのため受給額の個人差は比較的少なく、平均月額は月額5万円程度となっています。

満額を受け取れても「6万9308円（2025年度の月額）」ですから、国民年金だけで「年間240万円」以上を受給することは不可能です。

一方、厚生年金は国民年金に上乗せされる形で支給されるため、一般的に受給額は国民年金よりも高くなる傾向があります。加えて先述の通り厚生年金の保険料は収入に応じて変わるため、受給額は大きな個人差が生じます。

では、実際に「月額20万円以上」の年金を受給している人はどのくらいいるのでしょうか。