2月13日は「NISA(ニーサ)の日」です。

NISA制度を活用した資産形成に興味を持っているものの、何に投資したらいいのか迷っているうちに時間だけが過ぎていく…という方もいるでしょう。とくに投資信託は投資対象商品や投資対象国がさまざまあるため、「売れ筋」や「友人のおすすめ」など、よくわからないまま選んでしまうケースも。

そこで、本記事では新NISAで「後悔しない」ファンド選びのポイントを紹介していきます。

長期での運用が推奨されている新NISAにおいては、最初のファンド選びが重要となりますのでぜひ参考にしてみて下さい。

1. 新NISA「つみたて投資」の投資対象は?

【写真1枚目/全6枚】インデックス投資信託とは?図表でアクティブファンド・ETFとの違いをわかりやすく解説!つみたてシミュレーションも掲載

部屋でスマホを使う若い女性の写真

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新NISAの「つみたて投資枠」を利用して積立投資を行う場合、選べる投資信託は金融庁が選定したものに限られています。

この投資枠に該当するファンドの基準、種類、および本数については、以下のような条件が設けられています。

1.1 新NISA「つみたて投資枠」の対象商品の概要をチェック

新NISAの「つみたて投資枠」は、国民が安定的に資産を形成できるよう支援するための制度で、特に「長期的な投資を通じて、資産の積み上げと保有の重要性」を実感してもらうことを目的としています。

この枠で対象となる投資信託は、厳格な基準を満たす商品に限られ、金融庁の承認を受けた投資信託のみが選ばれます。

  • 販売手数料はゼロ(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下に限定
  • 受益者ごとに過去1年間に負担した信託報酬等の概算値が通知されること
  • 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  • 分配頻度が毎月でないこと
  • ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

1.2 新NISA「つみたて投資枠」の投資対象ファンドの本数をチェック

  • 指定インデックス投資信託:242本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):53本
  • 上場株式投資信託(ETF):8本

※2025年1月22日時点

上記から、投資対象となるファンドの大部分、約8割が「指定インデックス投資信託」であることがわかります。