2.2 65歳以上・二人以上世帯(無職世帯)の貯蓄額

65歳以上・無職世帯の平均貯蓄額

二人以上世帯のうち、65歳以上で無職の世帯における平均貯蓄額は2504万円です。

その内訳を見ると、最も多いのが定期性預貯金で846万円、次いで普通預金などの通貨性預貯金が754万円、有価証券(株式や投資信託)は480万円となっています。

資産全体の約6割が、リスクが極めて低い預貯金として保有されています。インフレ対策を考えたとき、今後の資産配分について検討が必要と感じる人もいるかもしれません。

ちなみに冒頭で触れた「老後資金に関する調査」では、その4割近くが「年金で生活を賄えているものの、貯蓄額に不安を感じる」と答えています。

4割近くが「年金で生活を賄えているものの、貯蓄額に不安を感じる」

出所:ベンチャーサポートコンサルティング株式会社 <老後資金に関する調査>65歳までに貯蓄した金額は「500万円未満」が最多。約7割の人が貯蓄額に不安を感じている

そこで次では今のシニア世代が受け取る、老齢年金の平均月額についても見ていきましょう。