2. 【65歳以上・二人以上世帯】平均貯蓄額はいくら?
総務省の家計調査から、世帯主が65歳以上・二人以上世帯の貯蓄事情を見ていきましょう。
2.1 65歳以上・二人以上世帯の貯蓄額
65歳以上の貯蓄分布。2枚目~無職夫婦世帯のシニアの生活費をまとめて見る!
総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)2023年(令和5年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」によると、二人以上世帯のうち、世帯主が65歳以上世帯の平均貯蓄額は2462万円。ただし、貯蓄保有世帯の中央値を見ると1604万円にまで下がります。
冒頭の調査結果で「65歳までの貯蓄目標」として約3割の人が挙げた「3000万円以上」を持つ世帯は27.5%。一方で、500万円に満たない世帯も21.9%存在しています。
かつて話題となった「老後2000万円問題」をきっかけに、夫婦の老後資金の目安として2000万円を貯蓄目標とされた世帯もあるでしょう。
次では65歳以上・二人以上世帯のうち無職世帯に絞ったデータを見ていきます。