世帯年収600万円台の貯蓄平均は「1500万円超え」資産形成の成功のカギは「分散投資」 グラフ＆一覧表で徹底解説！年収600万円台世帯のお金のリアルと資産運用のポイントをファイナンシャルアドバイザーが解説

1.2 世帯年収の傾向は？

厚生労働省「国民生活基礎調査」を見てみると、世帯年収は減少傾向にあります。

2002年の平均所得額は602万円でしたが、2022年は545万7000円に減少しています。

この20年で、平均所得が約56万円減少したことがわかります。

ちなみに、2002年における個人の平均年収は448万円でした。

同じく厚生労働省「国民生活基礎調査」によると、2021年における「児童のいる世帯」の雇用者所得平均は689万7000円でした。

※この調査では、雇用者所得とは「世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額をいい、税金や社会保険料を含む」と定義されています。

令和の時代において、子どもがいる世帯で「世帯年収600万円台」は一般的な水準と言えるでしょう。

では、実際に「世帯年収600万円台」の二人以上世帯の暮らしぶりはどのようになっているのでしょうか。