12月13日は年金支給日「厚生年金と国民年金」支給額を徹底解説！60代・70代・80代の平均月額や支援給付金とは？低年金世帯を支える『年金生活者支援給付金』の内容も徹底解説！各年代の平均年金額も一覧表で見る

2. 厚生年金の一覧表「60歳～89歳」の平均年金月額はいくら？

厚生労働省「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、厚生年金（※）と国民年金の年齢別平均月額を見ていきます。60～89歳を1歳刻みで確認しましょう。

※厚生年金の被保険者は第1号～第4号に区分されますが、ここでは民間企業などに勤めていた人が受け取る「厚生年金保険（第1号）」（以下記事内では「厚生年金」と表記）の年金月額を紹介します。また、記事内で紹介する厚生年金保険（第1号）の年金月額には国民年金の月額部分が含まれています。

【60歳代】厚生年金の平均年金月額

※65歳未満の厚生年金保険（第1号）の受給権者は特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより報酬比例部分のみのもの

【70歳代】厚生年金の平均年金月額

【80歳代】厚生年金の平均年金月額

65歳以上の各年齢で、厚生年金（国民年金部分を含む）の平均受給額は、14万〜16万円台です。

ただし先述の通り厚生年金の受給額は、年金加入月数とその期間の収入により人それぞれ。平均額を鵜呑みにすることはせず、ねんきんネットやねんきん定期便でご自身の受給見込み額を把握しておきましょう。

またこの年金額には国民年金（老齢基礎年金）の月額部分が含まれている点にも注意が必要です。次では「国民年金のみを受け取る場合」についても見ていきます。