5. ファイナンシャルアドバイザーが考える老後への備え
今回は、60歳から89歳の方の年金受給額について厚生年金と国民年金に分けてそれぞれ確認していきました。
老後への備えとして、年金だけでの準備は非常に心許ないと感じた方も多かったのではないでしょうか。
もちろん年金だけに頼るつもりはなく、自助努力で老後の資金を準備し始めている方も多数おられるでしょう。
ですが、闇雲に貯蓄をすればいいという訳ではないということを覚えておいてください。
現在、日本の銀行における普通預金の金利は多くの銀行で0.001%~0.02%程度となっています。
一方で、日本の物価上昇率は年2%を目標に定められています。
つまり、物価上昇率よりも増やす金利の方が低い場合、もっているお金の価値は目減りしてしまいます。
冒頭にも述べた通り、物価上昇に負けないようなお金の増やし方が大切だといえます。
今年新制度として始まった新NISAやiDeCoなど、日本でも少しずつ資産運用が浸透し始めてきました。
少し興味を持った方は、まず情報収集をした上で、自分に合った老後資金の準備を始めてみるのが良いでしょう。