1.3 災害復興住宅融資
災害復興住宅融資は、自然災害で被害を受けた住宅の建設、購入、修復に利用できる融資制度です。対象は住宅が全壊、大規模半壊、中規模半壊、または半壊したと認定され、罹災証明書を発行された人です。
この融資は、政府が資本金を出資する住宅金融支援機構から提供されるため、通常よりも低い金利で借りられます。返済期間は最長35年で、融資限度額は以下のとおりです。
- 建設資金:土地取得資金なしの場合4500万円、土地取得資金ありの場合5500万円
- 購入資金:5500万円
- 補修資金:2500万円
ただし、申込受付期間は原則として罹災日から2年間であるため、早めに申請するようにしましょう。また、あくまで融資であるため、借りた資金は返済が必要です。
主な申請書類は以下のとおりで、住宅金融支援機構に提出します。
- 災害復興住宅融資借入申込書
- 商品概要説明書等に関する確認書
- 個人情報の取扱いに関する同意書
- 切手を貼った返信用封用
- 本人確認資料
- 罹災証明書
- 本人の収入および納税に関する証明書
次章では地震保険の必要性について考えていきたいと思います。