2.4 地震保険の必要性

地震保険は最大でも火災保険の保険金額の50%までしか補償されません。また、地域によっては地震保険料が割高になるため、地震保険は不要と考える人もいるでしょう。

しかし、次のような条件に該当する方は、地震保険への加入を検討することをおすすめします。

  • 地震リスクが高い地域に住んでいる
  • 住宅ローンの返済が長期間残っている
  • 地震の被害に遭うと経済的に苦しくなる

とくに、住宅ローンが長期間残っている場合、地震による建物の修繕費用とローンの返済が同時に発生し、大きな負担になる可能性があります。地震保険に加入することで、こうした経済的リスクを軽減できるでしょう。

3. 公的サポートと地震保険を活用して災害に備えよう

地震による被害を受けた際に利用できる主な公的サポートは以下の通りです。

  • 被災者生活再建支援制度
  • 住宅の応急修理
  • 災害復興住宅融資

また罹災による経済的な負担を軽減するために、地震保険への加入も検討しておくと安心です。大規模な地震がいつ発生するかわからないため、今のうちから万が一に備えておきましょう。

参考資料

森 悠里花