2. 女性管理職を有する企業割合の推移
課長相当職以上の女性管理職を有する企業は54.2%となっており、前回調査から2.1ポイント上昇しています。
2.1 女性管理職を有する企業割合(2023年度)
- 課長相当職以上(役員を含む)を有する企業:54.2%
- 係長相当職以上(役員を含む)を有する企業:62.7%
- 役員を有する企業:33.6%
- 部長相当職を有する企業:12.1%
- 課長相当職を有する企業:21.5%
- 係長相当職を有する企業:23.9%
しかし、2009年からの推移を見ると、ほぼ横ばいの状況が続いていることがわかります。
次に、企業規模別の割合を見てみましょう。
2.2 【企業規模別】女性管理職を有する企業割合
課長相当職以上(役員含む)の女性管理職あり
- 5000人以上:98.7%
- 1000~4999人:87.5%
- 300~999人:73.7%
- 100~299人:62.6%
- 30~99人:55.4%
- 10~29人:51.6%
係長相当職以上(役員含む)の女性管理職あり
- 5000人以上:98.7%
- 1000~4999人:96.5%
- 300~999人:86.9%
- 100~299人:80.3%
- 30~99人:67.4%
- 10~29人:57.4%
企業規模が大きいほど、女性管理職を有する企業割合が高い傾向にあることがわかります。
一般的に、組織が大きい大企業のほうが昇進の機会も多いことに加え、積極的に女性のキャリアを支援していることなどが背景にあると考えられます。
また、性別や人種、年齢に関係なく、能力や実績に応じて昇進の機会が与えられることが多く、制度やサポートが整っていることなども要因と考えられるでしょう。
では、女性管理職と男性管理職の平均賃金にはどのくらいの差があるのでしょうか。