3.4 諸外国と比べた男女間賃金格差
また、男女共同参画局の資料を見ると、長期的に見れば男女間の賃金格差は縮小傾向にあるものの、諸外国と比べても格差が大きい状態が続いていることがわかります。
4. まとめにかえて
今回ご紹介したように、管理職に占める女性の割合や、女性管理職を有する企業の割合は依然として低水準です。
また、男性との賃金格差も大きく、女性の経済的自立やキャリアップの弊害になっていると言えます。
とはいえ、企業規模が大きいほど女性管理職を有する企業割合が高い傾向にあるのも事実です。
積極的に女性のキャリアを支援している企業も増えており、一部の企業ではダイバーシティ推進が実現されつつあるようです。
どちらにせよ、自身のキャリアについて考えるのであれば、企業の支援制度やサポートなどをよく吟味し、勤め先を選ぶ必要があるでしょう。
参考資料
加藤 聖人