「年金だけでは暮らしていけないから、現役のうちに準備しておきなさいよ」
筆者が銀行員として働いていた頃、シニア世代のお客さまから、よくこんなお声をいただきました。
「私たちの頃は年金だけで十分だったけれど、今の若い人は大変ね。自分でちゃんと積み立てておかないと」と、ご自身の経験を踏まえてアドバイスしてくださる方も多く、当時から老後のお金に対する意識の高さを感じていました。
その言葉は、自営業やフリーランスの方にとって特に重みを持ちます。会社員と異なり、厚生年金に加入していない国民年金のみの方は、受け取れる年金額がどうしても限られるからです。
令和8年度(2026年度)の国民年金(老齢基礎年金)は、満額で月7万608円(昭和31年4月2日以降生まれの方)。前年度から1300円増額されましたが、この金額だけで毎月の生活費すべてをカバーするのは容易ではないでしょう。
本記事では、国民年金のみの方が「年金暮らし」に向けて現役時代に検討しておきたいことを3つ紹介します。