「年金だけでは暮らしていけないから、現役のうちに準備しておきなさいよ」
筆者が銀行員として働いていた頃、シニア世代のお客さまから、よくこんなお声をいただきました。
「私たちの頃は年金だけで十分だったけれど、今の若い人は大変ね。自分でちゃんと積み立てておかないと」と、ご自身の経験を踏まえてアドバイスしてくださる方も多く、当時から老後のお金に対する意識の高さを感じていました。
その言葉は、自営業やフリーランスの方にとって特に重みを持ちます。会社員と異なり、厚生年金に加入していない国民年金のみの方は、受け取れる年金額がどうしても限られるからです。
令和8年度(2026年度)の国民年金(老齢基礎年金)は、満額で月7万608円(昭和31年4月2日以降生まれの方)。前年度から1300円増額されましたが、この金額だけで毎月の生活費すべてをカバーするのは容易ではないでしょう。
本記事では、国民年金のみの方が「年金暮らし」に向けて現役時代に検討しておきたいことを3つ紹介します。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】