夏はインターンや企業研究が活発になる時期。インターンシップの経験は、採用に直結する重大な就職活動です。企業研究は就職後とのギャップを減らすためにもさらに大事だと言えます。

皆さんは就職活動において、企業の「何」を見ますか?給料、福祉制度、有給日数など、企業によって社員への待遇はさまざまです。

今回は現在就職活動を行う26年度卒業予定の学生、通称「26卒」のデータを用いて、就活生がどこに注目して企業選びをしているのか見ていこうと思います。

現役大学生たちで構成されているLIMO・U23編集部には就活を控える大学生もいます。今回はそんな私たち就活生が、調査結果をもとに、この疑問を紐解いていきます。

1. 約8割の学生が「転勤のない企業は志望度が上がる」と回答

仕事の都合で住居をかえなくてはいけない「転勤」。職業によっては、いわゆる「転勤族」になる可能性も少なくありません。この転勤に対してどう考えている人が多いのでしょうか。

株式会社学情が行ったアンケート調査を見てみましょう。調査概要は以下の通りです。

  • 調査期間:2024年6月5日~2024年6月17日
  • 調査機関:株式会社学情
  • 調査対象:「あさがくナビ 2026(ダイレクトリクルーティングサイト会員数 No.1)」へのサイト来訪者
  • 有効回答数:748 件
  • 調査方法:Web 上でのアンケート調査

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。

1.1 約8割の学生が「転勤なし」を志望

転勤のない企業は、「志望度が上がる」と回答した学生が51.6%。「どちらかと言えば志望度が上がる」と回答した学生26.5%も含むと、合計で78.1%の学生が転勤の有無を意識していることが分かります。

  • 「転勤がない方が具体的なライフプランを設計しやすい」
  • 「転勤の有無はワークライフバランスにも関わってくると思う」
  • 「地元、家族の近くで働きたい」

といった意見が挙げられました。就活生の筆者としても、転勤があるかないかで言えばない方がありがたいな、と思います。

慣れた土地や人間関係をガラっと変えることになってしまうので、心身にストレスがかかりそうで心配。心身ともに安心して働くために、できれば住み慣れた場所を離れずにいたいと思うのが本音です。