現役世代の皆さんは年金が毎月受け取れないことをご存知でしょうか?

年金は偶数月の15日(土日祝日になるときは、その直前の平日)に支給されるため、次回の年金支給日は8月15日です。

支給される年金額は、賃金や物価の変動に応じて、毎年4月に改訂されます。

2024年度には2.7%増額していますが、物価高には追いついていないという状況。

現役世代の方々は「自分は将来どのくらいもらえるんだろうか?」と気になることも多いと思います。

そこで今回は、60歳〜89歳の年金平均月額を「国民年金と厚生年金」にわけて紹介していきます。

年金に興味を持たれた方に対し、「自分の年金見込み額」の調べ方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 2024年度の年金は2.7%アップ。次回支給日は8月15日(木)

2024年の年金は2.7%の増額改定となりました。

1.1 2024年度のモデル年金

【写真1枚目/全7枚】2024年度の年金額の例。次の写真で1歳刻みの受給額をチェック

2024年度の年金額の例

出所:厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」をもとにLIMO編集部作成

国民年金は満額で6万8000円、厚生年金は23万483円となっていますね。

厚生年金の金額については、注意して確認する必要があります。

一般的な夫婦二人分の合計金額になっていますが、”平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」”とあります。

年収や夫婦の働き方で金額は変化しますので、あてはまらない方もいるかもしれません。

では、現役世代の収入ごとに年金例を見てみましょう。