一口に営業といっても様々です。その中で、取り扱う商材によって、取り扱う商材を「XX営業」と呼んだりします。金融商品を取り扱う営業は何と呼ばれるのでしょうか。

金融商品を取り扱う営業は金融営業と呼ばれ、さらに金融商品ごとに、証券営業や保険営業と呼ばれたりします。

では、金融営業とはどのような職業なのでしょうか。

1. 金融営業とは何か

金融営業とは、金融機関で働く営業職のことを指します。金融商品を取り扱い、顧客に提案することが主な業務内容です。

他業種の営業と異なり、商品を販売するために金融の専門知識が必要となるため、資格を取得しないと取り扱うこともできない商品も多く、営業としての難易度が高いと言われています。

2. なぜ金融営業は営業の難易度が高い職種といわれる3つの理由

では、金融営業の難易度が高いのはどのような理由があるのでしょうか。

2.1 金融営業の難易度が高い理由【その1】取り扱う商材が無形商材である

金融営業が取り扱う商品である金融商品は、株式や投資信託、保険といった目に見えるものではない無形商材です。

目に見える有形商材と比較すると顧客が購入後の利用イメージが湧きにくいこともあり、難易度が高いと言われています。

2.2 金融営業の難易度が高い理由【その2】金融商品取引法など法律の範囲内で営業活動を行う必要がある

他業種と異なり、扱うものが金融商品であることから、国で定められた法律の範囲内で営業活動を行う必要があります。

そのため他業種と比べて「営業活動には制限が多い」と指摘する営業もおり、金融営業のハードルが高いといえます。

2.3 金融営業の難易度が高い理由【その3】営業に課せられるノルマが高い傾向にある

営業職の多くは個人目標が課され、その目標を達成するために試行錯誤するものです。その中で金融営業は全般的に課せられる目標数字が高い傾向にあります。販売が難しい上に目標数値も高く、転職を検討する金融営業もいることでしょう。