2. 【30歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。
2.1 【30歳代・二人以上世帯】の貯蓄700万円~1000万円未満の割合
- 9.5%
2.2 【30歳代・二人以上世帯】の貯蓄1000万円未満の割合
- 75.2%
2.3 【30歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:697万円
- 中央値:390万円
貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1000万円未満は75.2%。
平均は600万円を超え、中央値は350万円を超えました。
3. 「長期✕分散」を意識した資産形成を
これまで30歳代・二人以上世帯の「貯蓄700万円~1000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。
確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。
先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。もちろん投資には元本保証はなく、リスクと共存していかなければいけません。ですが、極力リスクを抑えた状態で運用できるのに越したことはないでしょう。
2024年は新NISAスタートの年。ぜひ、「長期✕分散」を意識した資産形成に取り組んでみてはいかがでしょう。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
3.1 【ご参考】30歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:23.9%
- 100万円未満:13.4%
- 100~200万円未満:10.3%
- 200~300万円未満:6.9%
- 300~400万円未満:6.3%
- 400~500万円未満:3.5%
- 500~700万円未満:9.4%
- 700~1000万円未満:7.3%
- 1000~1500万円未満:6.6%
- 1500~2000万円未満:3.5%
- 2000~3000万円未満:3.9%
- 3000万円以上:2.2%
参考資料
中沢 新