6. 住宅ローンの金利は「優遇」により人によって異なる
住宅ローンの金利は、質問者様がお考えのとおり「借入額」・「返済期間」・「担保となる不動産の価値」が適用金利に大きく影響します。
加えて、借入銀行との取引深耕や個人の信用力等によって金利が優遇されるため、たとえ同じ勤務先・同じ年収・同じマンションの隣り同士と類似する条件であっても人によって適用金利が違ってきます。
銀行が公にしていない優遇条件は気になるところですが、該当すれば幸運というところでしょうか。
金利が1%ほど異なれば、毎月約1万5000円前後、総返済額約600万円もの差が生じることも確認しました。
長きに渡る契約となりますので、慎重に金利プランや借入先を選びたいものですね。
和田 直子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
現役世代からシニア層、富裕層と幅広い個人顧客に対し、資産運用コンサルティングを行う。
<主な専門領域>
投資信託、ファンドラップ、外貨預金、生命保険、医療保険、住宅ローン、事業性ローン、贈与、相続、遺言信託、不動産など、多岐にわたる金融サービスと承継対策をワンストップで提案。特に、長期的な資産形成や富裕層向けのウェルスマネジメント、シニア世代への承継・相続の分野で豊富な知識と実績を持ち、表彰歴多数。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のマネー編集部にて企画・執筆・編集・監修を担当。
厚生年金保険と国民年金保険(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用を専門とする。
NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローンなどの国民生活に直結する金融情報を始め、FX、株式投資、金(ゴールド)などの投資経験をいかし仕組みやリスクなどを分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成【2025年11月11日更新】