2. 住宅ローン金利について

住宅ローンの金利は銀行により異なります。メガバンク3行の2023年12月現在の店頭金利(基準金利)を見てみましょう。

出所:各行の住宅ローン店頭金利(基準金利)をもとに筆者作成

上記のとおり、銀行によって金利が異なります。

ここから、お申し込み内容や審査結果などにより金利が優遇され、適用金利が決定します。

では、優遇金利はいったいどのように決まるのでしょうか。次章で確認していきます。

3. 住宅ローンの優遇金利はどうやって決まる?

住宅ローンの金利は、公表されている店頭金利(基準金利)から条件を満たすごとに少しずつ引き下げられるのが一般的です。

3.1 優遇金利の条件(例):かんたんに金利引き下げが可能なもの

  • 給与振込口座をその銀行にする
  • 定期預金を利用する(少額・3カ月など短期の場合が多い)
  • NISA口座をその銀行で開設する
  • その銀行のグループのクレジットカードを申込む

3.2 優遇金利の条件(例):その他

  • 自己資金が所定の比率以上ある
  • 長期優良住宅である
  • 銀行が提携する不動産会社を介した取引である
  • 銀行の取引企業の従業員である

※上記は一例であり、銀行により金利優遇の条件は異なります。

このように、さまざまな条件がありますが、一つでも多く条件を満たすことで金利を引き下げることが可能です。