11月11日は「介護の日」です。厚生労働省によると、2025年には実に高齢者の5人に1人が認知症の人になると推計されています。

ひとことで「認知症」といえども、その症状には個人差があります。また、日常生活を送る上での困り感は、生活環境や家族との関係性によって大きく変わってくるでしょう。

そのため、認知症の人とその家族が抱える困難さは、排泄や食事などの日常行為のほか、お金の管理や対人関係まで様々です。

今回は、認知症を在宅介護する上での「限界点」について、調査結果や実際に起こったエピソードを交えながら考えていきます。

※認知症の症状や進行具合には個人差があります。信頼できる医師の指示のもとで、適切な療養・介護を行ってください。

介護施設への入所のきっかけトップは「認知症」

LIFULL seniorが2023年8月に公表した介護施設入居に関する実態調査 2023年度」によると、回答者2000人中の46%が、介護施設への入居を決めたきっかけとして「認知症」と答えています。