「親が認知症に」そのとき、あなたならどうする?

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今回は、認知症の人の「在宅介護の限界点」について、調査結果やエピソードを交えながら考えていきました。

介護は家族だけで抱えこむべきものではありません。しかし、認知症の人を適切な医療や介護に繋ぐキーパーソンは、ほとんどの場合は家族でしょう。

認知症の「在宅介護の限界点」は家庭によってさまざまですが、本人と上手な意思疎通が行えないなか、介護者には常に重い負荷がかかります。

介護保険サービスを中心とする社会資源の活用をしっかり活用し、親族や知人にヘルプを求める勇気を持つことが大切です。

また、介護休暇や介護休業を使いながら、仕事と介護の両立を図り、自分自身の暮らしを守ることも忘れてはならないでしょう。

「2025年には65歳以上の高齢者の5人に一人が認知症に」

そんな今だからこそ、いつかやってくるかもしれない親の介護について、自分ごととして考えてみる機会を、ぜひ持ってみてください。

「まだまだうちの親は大丈夫」というみなさんも。

参考資料

佐橋 ちひろ