「親が認知症に」そのとき、あなたならどうする?
今回は、認知症の人の「在宅介護の限界点」について、調査結果やエピソードを交えながら考えていきました。
介護は家族だけで抱えこむべきものではありません。しかし、認知症の人を適切な医療や介護に繋ぐキーパーソンは、ほとんどの場合は家族でしょう。
認知症の「在宅介護の限界点」は家庭によってさまざまですが、本人と上手な意思疎通が行えないなか、介護者には常に重い負荷がかかります。
介護保険サービスを中心とする社会資源の活用をしっかり活用し、親族や知人にヘルプを求める勇気を持つことが大切です。
また、介護休暇や介護休業を使いながら、仕事と介護の両立を図り、自分自身の暮らしを守ることも忘れてはならないでしょう。
「2025年には65歳以上の高齢者の5人に一人が認知症に」
そんな今だからこそ、いつかやってくるかもしれない親の介護について、自分ごととして考えてみる機会を、ぜひ持ってみてください。
「まだまだうちの親は大丈夫」というみなさんも。
参考資料
- 厚生労働省「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(概要)」
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株式会社LIFULL senior「介護施設入居のタイミングに関する調査「きっかけは認知症」が46%と最多」PR TIMES(2023年8月3日)
佐橋 ちひろ