10年間で投資環境は変わった?取引データから分かる近年の傾向
マネックス証券株式会社は、マネックス証券の「10年前の取引データ」と「現在の取引データ」を比較し、10年間で投資環境にどのような変化があったのか調査を実施しています。
比較期間は下記のとおりです。
上記調査の結果、口座開設後に初めて取引した商品として、10年前は8割以上が日本株を選択していましたが、現在は投資信託を選択する人が増加傾向にあります。
2023年においては、口座開設後に初めて取引した商品として、日本株よりも投資信託を選択する人が半数以上を占める結果となっており、10年前と比較して5倍以上も増えています。
投資信託を選択する人が増えた要因として、投資初心者の方でも始めやすい「つみたてNISA」ができたことや、販売手数料が無料(ノーロード)の投資信託が増えたことが、背景にあると考えられます。
10年間で個人投資家層の拡大もしており、投資信託の取扱商品も増加傾向にあることから、さらに今後も「投資信託」は、初めて投資をする人が選択する商品として選ばれるとうかがえます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)