3. SVB(シリコンバレーバンク)の破綻とクレディ・スイス買収の波及
2023年3月にはシリコンバレーバンクの破綻やクレディ・スイスの買収がグローバルな金融セクターの株安要因となりました。
3月の初めにシリコンバレーバンクの業績不振を受けて米連邦預金保険公社(FDIC)がSVBの預金や銀行資産を管理すると発表。実質的な銀行の破綻となり、金融セクターの先行き不透明感が高まりました。
さらにその後スイスの大手行クレディ・スイスが業績悪化を背景にUBSに買収されたことで、さらに懸念は拡大しました。
このタイミングでは一時的に金融以外も含めた幅広いセクターの株価が下落しており、ニデックの株価にも波及していると思われます。
一方で、いわゆるリーマンショックのような金融危機に発展しない限りは金融以外のセクターへの影響は限定的であるため、短期間のうちに株価は回復していると考えられます。