ニデック(旧:日本電産・6594)の2022年後半から2023年4月初旬までの株価は下図のような値動きとなっています。
2022年末にかけてニデックの株価は下落が続いていました。2023年1月には下げ止まりの兆しが見られますが、上昇に転じることはなく、7000円前後で横ばいが続いています。
今回はニデックの株価についてみていきましょう。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
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1. 【ニデック(旧:日本電産)の株価】円高とともに株安に見舞われた2022年末
2022年11月〜12月にかけては、ニデック自体において株価に影響を与えるような大きな動きはありませんでしたが、株価は終値ベースで11月30日の8534円から12月30日の6839円へ約19.9%下落しました。
この時期はちょうど、為替において円高が進行していた時期です。
ニデックは2023年3月期第2四半期終了時点で売上の80%以上を海外の事業にて得ているなど海外売上比率が高く、為替動向が業績に影響を与えやすい企業です。
円高は円ベースで見た時の売上や利益を圧縮するリスクとなることから、2022年11月〜12月においては株価にネガティブに働いたものと考えられます。