2. 70歳代世帯「貯蓄額」の世帯差。40歳代との比較

では円グラフをもとに、70歳代・40歳代の「二人以上世帯の貯蓄額」を比較していきます。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果」をもとにLIMO編集部作成

2.1 70歳代・40歳代「二人以上世帯・金融資産保有額」の分布

※金融資産を保有していない世帯を含む

金融資産非保有

  • 70歳代:18.7%
  • 40歳代:26.1%

100万円未満

  • 70歳代:5.9%
  • 40歳代:11.1%

100~200万円未満

  • 70歳代:4.1%
  • 40歳代:7.2%

200~300万円未満

  • 70歳代:2.8%
  • 40歳代:5.4%

300~400万円未満

  • 70歳代:4.0%
  • 40歳代:5.5%

400~500万円未満

  • 70歳代:2.2%
  • 40歳代:4.2%

500~700万円未満

  • 70歳代:7.5%
  • 40歳代:7.9%

700~1000万円未満

  • 70歳代:6.5%
  • 40歳代:7.3%

1000~1500万円未満

  • 70歳代:10.3%
  • 40歳代:7.4%

1500~2000万円未満

  • 70歳代:7.1%
  • 40歳代:3.8%

2000~3000万円未満

  • 70歳代:10.0%
  • 40歳代:5.2%

3000万円以上

  • 70歳代:18.3%
  • 40歳代:4.9%

無回答

  • 70歳代:2.7%
  • 40歳代:3.8%

金融資産非保有世帯、つまり「貯蓄がない世帯」の割合は、70歳代18.7%、40歳代26.1%です。一方2000万円以上を保有する世帯の割合は、70歳代28.3%、40歳代10.1%。

高齢化が進む日本。人口分布だけではなく、金融資産についてもシニアのパワーが強いことがうかがえる結果となりました。この「金融資産の高齢化」について、次で深掘りしていきます。