「セカンドライフ」と一口にいっても、その過ごし方には個人差があるもの。

早めにリタイアして趣味や旅行などを楽しむ人もいれば、できる限り働き続ける人もいます。

「できる限り働く」人の場合、仕事が好きで生きがいの人もいれば、生活費や老後資金のためにと働く人もいるでしょう。

では、「現代のシニア」はリタイア後にどれくらいの生活費を使い、年金をもらい、貯蓄を保有しているのでしょうか。みんなの平均をみていきます。

1. 65歳以上の無職夫婦世帯の生活費は約28万円

総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編2024年(令和6年)平均結果の概要」を確認すると、65歳以上の無職夫婦世帯の生活費は約28万円であることがわかります。

消費支出の内訳は以下のとおりです。

  • 消費支出:25万6521円
  • 非消費支出:3万356円

また、消費支出には以下のものが含まれています。

  • 食料
  • 住居
  • 光熱・水道
  • 保健医療 など

毎月28万円ほどの支出があることを念頭におきながら、収入源となる年金と貯蓄についてみていきましょう。