2. 収入源の公的年金と貯蓄額はどれくらい?
厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を確認すると、平均年金月額は以下のとおりです。
2.1 厚生年金と国民年金の平均年金月額
- 国民年金:5万7584円
- 厚生年金:14万6429円
先ほど、毎月28万円程度の支出があるとお伝えしましたが、年金だけだとやや足りない可能性があることがわかります。
つまり、65歳以降の生活に向けて貯蓄があるかどうかは重要なポイントになります。
そこで、貯蓄についても確認しておきましょう。
総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」によると、世帯主が65歳以上の世帯で貯蓄2000万円以上の割合は全体の42.6%でした。
ちなみに、平均値と中央値は以下のとおりです。
- 平均値:2509万円
- 中央値:1658万円 ※貯蓄保有世帯
ただし、貯蓄100万円未満も8.1%と貯蓄が極端に少ない世帯もあることは留意しておいたほうがよいでしょう。
