2. 収入源の公的年金と貯蓄額はどれくらい?
厚生労働省年金局の「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を確認すると、平均年金月額は以下のとおりです。
2.1 厚生年金と国民年金の平均年金月額
- 国民年金:5万7584円
- 厚生年金:14万6429円
先ほど、毎月28万円程度の支出があるとお伝えしましたが、年金だけだとやや足りない可能性があることがわかります。
つまり、65歳以降の生活に向けて貯蓄があるかどうかは重要なポイントになります。
そこで、貯蓄についても確認しておきましょう。
総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」によると、世帯主が65歳以上の世帯で貯蓄2000万円以上の割合は全体の42.6%でした。
ちなみに、平均値と中央値は以下のとおりです。
- 平均値:2509万円
- 中央値:1658万円 ※貯蓄保有世帯
ただし、貯蓄100万円未満も8.1%と貯蓄が極端に少ない世帯もあることは留意しておいたほうがよいでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)