2.【2022年の日経平均株価】ロシアのウクライナ侵攻も価格下落の要因に

2022年2月に発生したロシアによるウクライナ侵攻の勃発も、株価下落を加速させる要因となったと思われるでしょう。

世界情勢の悪化が欧州を中心とした経済悪化のリスクを高めることや、さまざまな原料の産地であるロシアやウクライナの産出が滞ることで、もともと加速傾向だったインフレが一層加速するとの懸念も高まりました。

ロシアによるウクライナ侵攻も、日本に限らず世界各国の株価下落の要因となったと考えられるでしょう。

3.【2022年の日経平均株価】日銀による緩和政策の継続は日本株の下支え要因に

米国をはじめ多くの国では利上げなどの金融引き締めが継続しましたが、日銀は一貫して金融緩和を継続してきました。

日本でも2022年はインフレ率が上昇し、日銀が目標とする2%を上回るようになりました。

金融緩和は経済にとって追い風となるため、株価に対しても、下支え要因となります。

米国は年初に限らず9月ごろまで株価が下落していったのに対して、日本は春先以降は下落が止まりレンジ内推移となりました。