4.【2022年の日経平均株価】日銀やIMFなどの楽観的な見方も株のサポート材料に

日銀は四半期に一度経済見通しに対するレポートを発表しています。

グローバルには2022年の半ば以降から経済減速に対する懸念が高まりましたが、10月の日銀の「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」においても一時的な下押し圧力がかかることは認めたものの、その後は潜在成長率を上回る成長に回帰するとの楽観的な見方を示しました。

また、IMFでは定期的に経済の成長見通しを出していますが、2022年10月時点の見通しにおいては米国(2022年:1.6%→2023年:1.0%)、ユーロ圏(2022年:3.1%→2023年:0.5%)と2023年に景気減速が懸念されるのに対して、日本は2022年が1.7%、2023年も1.6%とほぼ横這いの成長率にとどまるとの見方を公表しています。

このような楽観的な経済見通しは、年後半の日本株の下支え要因となったと考えられるでしょう。