2022年の日経平均株価は、何度か下落する局面もあったものの、おおむね2万5000円から3万円の範囲で推移しました。
2021年末(2021年12月31日終値:2万8791円)と2022年末(2022年12月31日終値:2万6094円)の終値で比較すると、約9%の小幅下落となりました。
年の前半はグローバルなインフレ加速を背景とした金融引き締めのリスクや、ウクライナ侵攻に伴う地政学リスクの高まりなどが株価の大幅な下落の原因となったと考えられます。
一方で、日銀が海外諸国と比較して緩和的な政策を堅持したことや、日銀やIMFなどの経済見通しが他の先進国と比べると楽観的であったことなどが下支え材料になったと思われるでしょう。
日経平均の2022年の動きを振り返りながら、今後の見通しを考える上でのポイントを解説していきます。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。